迷惑SMS・スミッシングを止める方法 佐川急便らしき不在通知に注意
宅配便を装った不在通知SMSや偽の乗り換え案内など、日本で増えているスミッシングの実例と、スマホのフィルタ設定や通報の方法をわかりやすくまとめました。
この記事を要約する:
「佐川急便です。お荷物をお届けできませんでした。こちらから日程をご選択ください」。こんなSMSが、実際に荷物を頼んだ記憶がないのに届いたら、それはスミッシング(SMSフィッシング)の典型的な手口です。本物の配送会社と誤認させるリンクから個人情報やカード情報を盗む詐欺は、年末年始やセール時期に増える傾向があります。ここでは、日本でよく見るスミッシングのパターンと、スマホ側でできる対策を解説します。
日本で多いスミッシングのパターン
スミッシングは「不安」と「便利さ」を同時に押し付けてくるのが特徴です。代表的なパターンを覚えておきましょう。
- 不在通知を装うSMS: 佐川急便やヤマト運輸など実在の配送会社の名前を使い、「再配達のためにこちらへアクセス」とリンクを誘導。偽サイトで氏名・住所・カード番号を入力させます。
- 偽の料金請求・出品者への請求: 「未払いがあります」「出品者から代金の請求が来ています」と不安をあおるタイプ。
- MNP・キャリア関連の偽リンク: 「契約の確認」「料金の支払い」を装い、通信会社をかたるメッセージ。ログイン情報を盗むのが目的です。
- 自治体・公共サービスを装う: 「給付金の手続き」「年金の確認」など。役所がSMSでリンク付きの手続きを依頼することは基本的にありません。
共通するのは、本文に緊急性があり、必ず短縮URLや不審なドメインのリンクが貼られているという点です。
リンクを開く前に確認したい3つのポイント
SMSのリンクを押してしまう前に、次の3点をチェックする習慣をつけましょう。
- 心当たりの有無: 注文していない荷物の不在通知は、まず偽物を疑ってよい
- ドメインの確認: 公式ドメインと一文字でも違えば偽サイト。短縮URLはなおさら注意
- 本文の日本語の不自然さ: かたい表現と柔らかい表現が混ざる、文法が不自然、など
本物の配送会社に確認したいときは、SMSのリンクではなく、公式サイトや公式アプリから問い合わせるのが鉄則です。再配達の申し込みも、公式サイトや伝票に記載の連絡先から行ってください。
AndroidでSMSの迷惑フィルタを設定する
Androidでは、メッセージアプリ側で迷惑メッセージの対策ができます。
- メッセージアプリを開く
- 右上のメニューから「設定」を選択
- 「迷惑メッセージ対策」や「スパムフィルタ」をオン
- 迷惑と判断したメッセージは、スレッドを開いて「迷惑行為を報告」から報告
機種によって項目名は異なりますが、「迷惑メッセージの自動フィルタ」と「受信拒否リスト」の2つは必ず確認しておきましょう。また、電話アプリの「設定」→「ブロック済みの番号」から、SMSの送信元番号をブロックすることも可能です。
iPhoneでSMSをブロック・報告する
iPhoneでは、個別のメッセージを直接ブロックできます。
- 「メッセージ」アプリで該当のSMSを開く
- 上部にある発信者名または番号をタップ
- 「info(i)」→ 下部の「この送信者を拒否」をタップ
まとめて管理するには「設定」→「メッセージ」→「拒否した連絡先」を開きます。さらに「フィルタリング不明な差出人」をオンにすると、連絡先にない相手からのメッセージが「知らない差出人」という別スレッドに分けられ、通知もオフになります。普段から知り合いとのやり取りしかメッセージで受けないなら、ぜひオンにしておきたい設定です。
スミッシングを受けたら報告する
被害を広げないためには、受信しただけで終わらせず、報告することが大切です。
- フィッシング詐欺への通報: フィッシング対策協議会が、不審なメールやSMSの報告を受け付けています。公式サイトから報告フォームにアクセスできます。
- 消費者ホットライン「188」: 入力してしまった、支払ってしまったなどの相談は、消費者庁と国民生活センターの相談窓口に連絡してください。
- キャリアへの報告: 利用中の携帯電話会社も迷惑SMSの相談を受け付けています。
リンクを押しただけで情報を入力していなければ、大きな被害にはなりにくいですが、不安な場合は早めに相談しましょう。入力までしてしまった場合は、カード会社への連絡と、使っていたパスワードの変更を最優先で行ってください。
普段からできる予防策
スミッシングは「届いた瞬間に判断」するしかありません。日頃から、次の習慣を身につけておきましょう。
- 配送状況の確認は、公式アプリか公式サイトを直接開く
- SMSに記載のリンクからログインしない
- OSとブラウザを最新に保つ
さらに、受信したメッセージ自体を自動でフィルタしてくれるアプリを入れておくと、判断の手間が減ります。NoCallのように迷惑SMSのブロックに対応したアプリも選択肢の一つです。詐欺のリンクは、開かなければ何も起きません。設定を整えて、不安のないメッセージ環境を作っておきましょう。
出典とレビュー
確認日:
番号体系、通信事業者のツール、通報手続きは変更される場合があります。重要な手順はリンク先の公的機関で確認してください。
記事の詳細
不審な電話やメッセージを見抜くための実践的な背景情報を添えて、NoCallが審査した編集コンテンツ。
不審な電話を受けましたか?
データを共有したり、かけ直したり、リンクをクリックしたりする前に、NoCallで番号を調べてください。
電話番号または会社名(NTT、NTT docomo、au(KDDI) など)を検索して、迷惑電話として報告されていないか確認しましょう。

